防水工事の不安や悩み
防水のプロが解決します

失敗しない防水工事業者の選び方、お家の寿命が延びるメンテナンス、 防水工事の種類や相場をご紹介します。

防水工事と聞いて、水道工事を連想する方は少なくありません。
防水工事は、戸建て住宅の屋上、バルコニー、地下、マンションの外廊下、外階段など、雨や水にさらされる様々な箇所に施されています。異常気象の続く近年、雨風だけでなく、強い日差しや寒暖差などので外壁は劣化し、そこから水分が建物内部へ侵入すると、大事な柱や骨組みまでも腐食させてしまいます。
そこで、耐水性に優れた防水素材によって、水の侵入から快適な暮らしや建物の価値を守ることが、防水工事の役割です。

雨や劣化で発生する8つの被害

雨漏りと聞いて、原因は屋根だと思われることがほとんどですが、実態は屋根以外の外壁の防水層やコーキングの劣化などが原因です。
他にも建物の劣化を放置していると、健康被害や安全な生活が妨げられることに繋がります。

大切な家や生活を守るために
防水工事は重要なのです

現代建築の事情

ここ数年で、多様なデザインの住宅が増えてきました。
開放感のある広いバルコニー、採光や通風などにこだわった設計、太陽光発電を設置した屋上など、快適なお住まいだからこそ、お住まい一つ一つの形に合わせた排水や防水対策が必要です。

広いバルコニー
排水のため、床には僅かな勾配がつけられていますが、水が溜まりやすく、面積が広いほど漏水などのリスクがあります。

家の形状が複雑
屋上があるような陸屋根や中庭がある家は、排水性能が低いと言えます。また、外壁面が多いと工事費用も多くかかります。

太陽光発電の設置
屋根の専門知識を持たない設置業者が取り付けたことが原因で、雨漏りなどのトラブルが発生するケースがあります。

知っておきたい業者の選び方

防水工事を行う業者は、専門業者だけではありません。大手ハウスメーカーから、塗装業者まで様々です。
大手ハウスメーカーは下請けの専門業者へ委託するため、中間マージンが発生し、工事費用が割高になる傾向があります。
塗装業者は比較的、価格がリーズナブルですが、防水工事をメインとしていない業者も多く、品質や工程には注意が必要です。
雨漏りしていて直ぐに工事を依頼したい場合でも、「防水施工技能士」などの防水に関するプロが活躍している、信頼できる防水業者を選んでください。

業者選びで注意する6つのポイント


ある日突然、
訪問営業をしてくる

突然訪問してくる業者すべてが悪いわけではありませんが、営業トークに流されず、十分に比較検討してから工事を依頼しましょう。


調査報告が
曖昧

調査結果が曖昧だと、不要な工事が含まれてる可能性があります。工事内容を検討するためには、丁寧で分かりやすい報告が大前提です。


大幅な値引きを
提案してくる

業者は赤字の工事は行いません。値引きには必要な工程を抜いたり、防水に適さない安価な材料で施工したりと、理由があるので要注意。


工事見積の内容が
不透明

見積書の項目には専門用語が多く使われています。分からないところは質問し、業者からの返答が曖昧な場合は注意してください。


防水工事の契約を
急がせる

見積書を提示して、セールストークですぐに契約させようとする場合、工事内容を検討する間を与えない意図かもしれません。


工事完了後の
保証制度

保証制度を実施しているかをチェックしてください。最長で10年くらいですが、期間だけでなく保証内容もしっかり確認しましょう。

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お家の寿命はメンテナンスで変わる

定期的なメンテナンスは、お住まいを長持ちさせる秘訣です。
将来、必ず発生する建物の劣化・不具合に対する修理費用も、メンテナンスを行うことでコストを抑えることに繋がるのです。
何もせずに放置し、雨漏りなどの被害が発生してしまうと、払う必要のなかった高額な修理費用がかかる可能性があります。
メンテナンスのポイントや点検時期をしっかり把握しておきましょう。

住まいメンテナンスの3つのポイント

01
1シーズン
セルフチェックと排水溝・雨どいの掃除
  • 高所などの危険を伴う場所の点検や清掃は、無理をせず業者に依頼しましょう

セルフチェック

3・4ヶ月に1回程度、季節の変わり目や台風の後などには、お家の状態をチェックすることが重要です。
以下の箇所を、チェック項目に沿って点検してみてください。
致命的なダメージを発見した場合は、悪化しないようビニールシートを被せるなどして、専門業者に相談しましょう。


屋上

バルコニー

窓周り

外壁

外廊下・階段

周辺の植物
  • 各所の表面にひび割れ・浮き・剥がれなどはありませんか?
    外壁のつなぎ目や窓周りのコーキングもチェックが必要です
  • 外壁の表面を触ると白い汚れが手につきませんか?
    外壁の防水性能が劣化している可能性があります
  • 外壁に苔やカビが付着していませんか?
    防水効果が薄れ、外壁自体が湿気を持っている状態かもしれません
  • 外壁に固定されている金属部分がサビていませんか?
    金属がサビることで、内部に水が入り込む恐れがあります
  • 窓下に筋状のシミはありませんか?
    外壁の水切れが悪くなっているサインかもしれません
  • 家の周辺の植物が伸びっぱなしになっていませんか?
    植物が成長し続け、根が排水管を破損させてしまう危険があります

排水溝・雨どいの掃除

屋上やベランダなどの排水溝(ドレン)や雨どいの掃除は、季節の変わり目や台風の後など、定期的に行うことをお勧めします。
ドレンや雨どいが詰まってしまうと雨水が溜まり、防水層や外壁の劣化が早まります。
また、正常なところから水が外に流れず、防水層のつなぎ目などの弱いところから雨漏りしてしまう可能性があります。
特に建物の近くや屋上に木や植物がある場合は、土や落ち葉などがドレンに詰まっていないか確認し、掃除を行いましょう。

お掃除方法

STEP1 溜まったゴミを取る
横に伸びている軒樋やベランダの溝に溜まった汚れやゴミを取り除く

STEP2 ホースで水を流す
ホースで下まで水が流れるか確かめ、スムーズに流れればOK

STEP3 詰まりを取る
流れない場合は、パイプクリーナーを通し、詰まりを取り除く
詰まり予防アイテム

落ち葉除けネット

落ち葉や異物が溜まるのを防ぐネットを排水溝や雨どい全体に設置

ゴミストッパー

溝の途中に設置することで流れるゴミを止め、掃除もしやすくなる

排水溝のカバー

カバーを目の小さなものに変えたり、水切りネットなどを取り付ける

02
5~10年
トップコート・コーキング

トップコート


トップコートは、防水層を保護するコーティングのようなものです。紫外線によって劣化するため、新築や防水工事後の5〜10年はトップコートの塗り替えをお勧めします。
費用も比較的安く、防水層の寿命を長く保つポイントです。

コーキング


コーキングは、外壁のつなぎ目や窓周りから湿気や雨水などの侵入を防ぐ重要な役割があります。コーキングも紫外線や気候の影響で劣化してしまいす。5年以内に劣化が見られた場合は、放置せずに早めの打ち直しが必要です。

03
10~20年
雨どい・防水層

雨どい


雨どいは複数のパーツで雨水を集め、地上や下水に排水するという機能があります。その一部が外れたりひび割れたりすると、漏れた雨水で外壁や基礎部分を痛めることになります。雨どいのメンテナンスは軽視せず行いましょう。

防水層


ウレタン防水やシート防水などの防水層は、耐用年数を過ぎていなくても、劣化を見逃さず補修することが重要です。保証がついている場合、保証期間内であれば通常より安い料金で施工してもらえるケースがあります。

定期的なセルフチェック・清掃と
計画的なメンテナンスで
お家の寿命を伸ばしましょう

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お家に合った防水工事のベストな選択

工事業者に依頼する際の基礎知識として、代表的な防水層はウレタン防水・ゴムシート防水・塩ビシート防水・アスファルト防水・FRP防水の5種類があります。それぞれの特性により、施工場所の向き不向きや、工事期間、コスト、耐用年数なども変わるため、防水層の種類と相場を把握しておきましょう。
また、修繕の工法には撤去工法・かぶせ工法・機械的固定工法の3種類があります。お家の状態を確認し、長期的に考えてベストな工法を選択してください。

代表的な防水工事の種類と特徴

防水層の種類と単価

ウレタン ゴムシート 塩ビシート アスファルト FRP
4,500円~/㎡ 4,500円~/㎡ 5,500円~/㎡ 5,500円~/㎡ 6,000円~/㎡
液状のウレタンを下地に塗膜するため、下地に左右されないシェアの高い素材。 合成ゴムの防水シートを接着剤などで施工する。部分的な防水補修にも最適。 塩ビ樹脂の防水シートを接着剤などで下地に張り付ける。改修工事向き。 アスファルトを含ませたシート状のものを重ね合わせ、防水層を形成。 FRPは強化プラスチックの略称。ガラス繊維とポリエステル樹脂の合成素材。
【耐用年数】
10~13年
【施工場所】
どんな環境でも可能
【特徴】
・低コスト
・臭いの発生がない
・亀裂に弱い
【耐用年数】
12~15年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・低コスト
・工期が短い
・技術に左右される
【耐用年数】
13~17年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・工期が短い
・色合いが選べる
・紫外線や熱に強い
【耐用年数】
15~20年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・施工不良が少ない
・耐久性が高い
・火気を使用する
【耐用年数】
10~13年
【施工場所】
ベランダ・バルコニーなど
【特徴】
・工期が短い
・耐水性に優れている
・地震などの揺れに弱い
Photo Photo Photo Photo Photo
ウレタン 4,500円~/㎡ 液状のウレタンを下地に塗膜するため、下地に左右されないシェアの高い素材。 【耐用年数】
10~13年
【施工場所】
どんな環境でも可能
【特徴】
・低コスト
・臭いの発生がない
・亀裂に弱い
Photo
ゴムシート 4,500円~/㎡ 合成ゴムの防水シートを接着剤などで施工する。部分的な防水補修にも最適。 【耐用年数】
12~15年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・低コスト
・工期が短い
・技術に左右される
Photo
塩ビシート 5,500円~/㎡ 塩ビ樹脂の防水シートを接着剤などで下地に張り付ける。改修工事向き。 【耐用年数】
13~17年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・工期が短い
・色合いが選べる
・紫外線や熱に強い
Photo
アスファルト 5,500円~/㎡ アスファルトを含ませたシート状のものを重ね合わせ、防水層を形成。 【耐用年数】
15~20年
【施工場所】
屋上・陸屋根
【特徴】
・施工不良が少ない
・耐久性が高い
・火気を使用する
Photo
FRP 6,000円~/㎡ FRPは強化プラスチックの略称。ガラス繊維とポリエステル樹脂の合成素材。 【耐用年数】
10~13年
【施工場所】
ベランダ・バルコニーなど
【特徴】
・工期が短い
・耐水性に優れている
・地震などの揺れに弱い
Photo

防水層の比較

  ウレタン ゴムシート 塩ビシート アスファルト FRP
コスト
工期
歩行
臭い
工事音
耐水性
耐候性

工法の比較

  撤去工法 かぶせ工法 機械的固定工法
特徴 既存の防水層を撤去し、下地材に新しく防水層を施工するため、さまざまな防水層の選択が可能。 既存防水層の上から新規防水層をかぶせて施工するため、既存防水層との相性の考慮が必要。 下地材に穴を開けて新規防水層をアンカーで固定するため、既存防水層を考慮せずに選択が可能。
コスト
工期
工事音
廃棄物
新規防水層の選択肢

施工する下地の状態などを考慮し
お家に合ったベストな防水工事を
選択しましょう

見積もりが「相場より高い」「相場より安い」理由

見積もりが相場より高い場合、中間マージンを取られている可能性があります。

見積もりが相場より安い場合、必要な防水工事が含まれていない可能性があります。
安くするということは、それだけ削られた部分があるというこです。
防水工事の費用は、主に「下地処理」「防水工事の工法」「防水層の素材」「工事の準備(足場組立など)」の4つの種類で決まります。
下地の状態と工事の準備についてしっかり説明を受け、妥当な金額か判断しましょう。

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